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平成27年11月号より

第28回やきもの文化講座「煎茶陶磁の官窯と民窯─文房の美意識」
    日 時 11月19日(木)午後2時より3時30分まで
    場 所 日本医事新報社3階会議室(千代田区神田駿河台2-9)
    講 師 佃一輝氏(一茶庵宗家)
    定 員 50名(先着順)
    参加費 会員2,000円 一般2,500円
一茶庵宗家・佃一輝氏によるやきもの文化講座を開催いたします。煎茶会で使われる中国陶磁の官窯と民窯の煎茶道具を、実際に器物を置いてお話しいただきます。中国の士大夫、文人世界は日本の識者の憧れでもありました。文人に愛された貴重な器物を展示いたしますので、今回より日本医事新報社の会議室をお借りし、少人数で行います。お早めにお申し込下さい。[お申込み方法]電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申し込み下さい。追って振替用紙をお送りいたします。

平成27年度・第36回小山冨士夫記念賞の授与式が10月8日(木)午後6時15分から、千代田区立日比谷図書文化館4階小ホールにて行われました。この賞は、昭和50年に逝去された小山冨士夫(1900〜1975)氏の古陶磁に関する業績を永く記念すべく設置されたもので、これまで古陶磁研究に関する顕著な成果を上げた研究者の方々に対して贈られてきました。今回も厳選な選考の結果、褒賞の部では、小野正敏氏(日本貿易陶磁研究会会長)が受賞されました。小野氏の研究功績としては「日本の中世社会における中国・日本の陶磁器研究の優れた業績と学界に対する多大な貢献」が挙げられており、福井県一東谷朝倉氏遺跡など中世の消費地遺跡から出土の陶磁器を歴史資料として活用し、日本の中世社会の様相を明らかにした点が評価されています。日本貿易陶磁研究会では創立当初から活躍し、後進の研究者に対する影響も評価されています。 
一方、陶磁器に関する調査研究、展覧会の企画及び図録作成等の成果について、今後更なる活動を期待できる若手研究者等に対して贈られる奨励賞の部では、片山まび氏(東京藝術大学美術学部芸術学科日本・東洋美術史・工芸史 准教授)が受賞されました。片山氏の研究功績としては「韓国陶磁に関する広範かつ実証的な研究成果」が挙げられており、早くから韓国に留学し、現地の窯址調査などに携わり、同世代の韓国研究者と共同で調査研究した実証的な研究が評価されています。今後も釜山窯の研究など更なる活躍が期待されています。
  授与式終了後は、午後7時より同館地下1階のダイニングホールにて受賞者を囲んでの祝賀レセプションが開催されました。

菊池寛実記念 智美術館「第6回菊池ビエンナーレ」において、応暮作品318点から50点が入選、うち以下のとおり入賞作品が決まりました。
    大賞=神田和弘氏(鹿児島県)の《繋ぐ》
    優秀賞=津守愛香氏(滋賀県)の《サムライ・マーメイド》
    奨励賞=張蕙敏(チャン・フエイミン)氏(石川県)の《種の器》
    奨励賞=若月 バウマン ルミ氏(長野県)の《Form》
審査は菊池智(審査員長)・伊藤嘉章・唐澤昌宏・杉浦康益・鈴木藏・菊池節・花里麻理の各氏により行われました。 
展観の「第6回菊池ビエンナーレ展─現代陶芸の〈今〉は同館(電話:03-5733-5131)において12月19日(土)〜平成28年3月21日(祝)に開催され、人選作50点が出品されます。なお、初日の午後3時からは投賞式・講評会を開催(予定)。

「佐藤典克展─現在形の陶芸萩大賞III 大賞受賞者展」が山口県立萩美術館・浦上記念館(電話:0838-24-2400)にて平成28年1月17日(日)まで開催しています。平成25年度の「現在形の陶芸萩大賞展III」で作品「縒器」が大賞を受賞した佐藤氏を顕彰して、近作25点を紹介する展観です。

「日韓やきもん交流展」が佐賀県立名護屋城博物館(電話:0955-82-4905)にて11月21日(土)〜平成28年1月11日(祝)に開催されます。唐津の岡本作礼・梶原靖元・川上清美・藤ノ木土平・丸田宗彦・中里太郎右衛門、および韓国からは李鶴天・李錫潤・李鍾泰・余栄植・宋基珍の各氏の作品が出品されます。

「第49回女流陶芸公募展」が京都市美術館(間合先:090-2357-0597〈女流陶芸事務局〉)にて11月18日(水)〜24日(火)に開催されます。受貧者については次号以降でお知らせいたします。

「陶と光のはざまに」展が日本橋高島屋・美術画廊(電話:03-3246-4310)にて11月4日(水)〜10日(火)に開催されます。国内外で注目を集めるアーティスト18名による「茶碗」と「写真」のコラボレーション展で、陶芸家は十四代今泉今右衛門・内田鋼一・小川待子・﨑隆一・川瀬忍・鯉江良二・深見陶治・前田昭博・三原研各氏の作品が出品されます。以後、大阪高島屋(11月18日〜24日)・京都高島屋(12月2日〜8日)・横浜高島屋(12月23日〜1月4日)、JR名古屋タカシマヤ(1月6日〜12日)に巡回します。

「華やぎの陶 六人の女性陶芸家による表現」が銀座・和光ホール(電話:03-3562-2111)て11月11日(水)〜18日(水)に開催されます。新進気鋭の女性陶芸家、安藤麻衣子・佐々木文代・竹村友里・田中知美・田村星都・南絢子の6氏の作品、約200点が出品されます。なお、ギャラリートークが14日(外舘和子・安藤麻衣子・田中知美・竹村友里)と15日(外舘和子・佐々木文代・田村星都・南絢子)の、いずれも午後2時から行われます。

「焼けてかたまれ 火の願ひ2015年の今に表現する明日の陶芸家たち」展が多治見市文化工房ギャラリーヴォイス(電話:0572-23-9901)にて11月21日(土)〜平成28年1月24日(日)に開催されます。河井寛次郎の言葉をタイトルに、日本の陶芸の原点に立ち返りながら、今まさに生まれている陶芸の表現を通じ、アジアの美術とその表現を改めて見つめ直す展観。参加作家:今西挑香・岩田結菜・荻野由梨・田中知美・土井洋佑・服部真紀子・森綾・山岸大祐の8氏。11月21日(土)午後1時30分から金島隆弘・今西桃香・森綾の3氏によるシンポジウム「作業とオブジェクトからみえる世界」が催されます。

九谷焼開祖前田利治公顕彰碑の除幕式が9月13日に九谷焼発祥の地、加賀市山中温泉九谷町において行われ、加賀前田家十八代当主前田利祐夫妻はじめ、約200名が出席しました。顕彰碑は九谷焼開窯360周年を記念して三柱神社の参道脇に建立、金沢産の戸室石を用いて「九谷焼開祖 前田利治公碑」と刻まれ、幅約1.8メートル、高さ約2.3メートル。また開窯に奔走した藩士後藤才次郎の記念碑もあわせて、国史跡「九谷磁器窯跡」の隣接地から顕彰碑の近くに移設されました。
なお、「九谷焼開窯360年記念 加賀九谷焼展」が加賀市・小松市・能美市で合同開催しています。前号99頁および本号行事案内を参照ください。

「京都やきものWeek わん・碗・ONE2015」が五条坂・茶わん坂から京都全域にかけて11月1日(日)〜11日(水)に開催されます。会期中には各施設・店舗にて様々な催しがあります。詳細はHP(http://www.gojo-chawanzaka.jp/)もしくは電話:075-561-4089(陶点晴かわさき)まで。