今月号の目次
協会ニュース
バックナンバー






Top > 陶説 > 協会ニュース


平成25年11月号より

〈11月研究会〉
「光悦─桃山の古典」

    場所:五島美術館・講堂(東京都世田谷区上野毛3-9-25 電話:03-5777-8600)
    時間までにロビーに集合して下さい。
    日時:11月8日(金)午後2時より
    講師:同美術館主任学芸員・砂澤祐子氏
    定員:100名
    参加費:入館料のみ
本号で特集した「光悦─桃山の古典」にあわせて研究会を行います。研究会に参加ご希望の方は電話で日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申込み下さい。

平成25年度・第34回小山冨士夫記念賞の授与式が10月3日(木)午後6時から、千代田区立日比谷図書文化館4階小ホールにて行われました。褒賞の部は、豊富な資料を駆使した広い視野に立つ中国中世陶磁史を中心とする優れた研究内容と意欲的な活動に対して、森達也氏(愛知県陶磁美術館主任学芸員)に授与されました。今回が第一回となる奨励賞の部は、陶磁器に関する調査研究、展覧会の企画及び図録作成等の成果について与えられるもので、今後更なる活動を期待できる若手研究者等に対する奨励賞として、佐藤サアラ氏(公益財団法人 常盤山文庫上席研究員)に授与されました。

この賞は、昭和50年75歳で逝去された小山冨士夫氏の古陶磁に関する業績を永く記念すべく設置されたもので、第一回の楢崎彰一氏以来、古陶磁研究に関する顕著な成果をあげた研究者の方々に対して贈られてきましたが、今回受賞の二人は、小山氏を知らない世代の研究者です。

受賞者の挨拶の中で、森氏は自らの研究を青姿研究、華北陶姿研究、貿易陶盗研究の三つの柱をもって説明し、その他にも唐物煎茶具、建蓋天目の研究を行っていると述べられました。佐藤氏はこれまで小山氏の研究を受け継いだ長谷部楽爾先生を中心とする常盤山文庫中国陶磁研究会の会報に『米色青磁』『米内山陶片』『青磁「東窯」』などをテーマに研究論文を発表してこられました。なお、午後7時より地下1階のダイニングホールにて受賞者を囲んでの祝賀レセプションが開催されました。

板谷波山五十回忌にあたる10月10日(木)、午前11時より茨城県筑西市の妙西寺にて顕彰碑の除幕式が行われました。「板谷波山ゆかりの地景観整備事業」として波山、まる夫人の墓の脇に建立された6枚の顕彰碑には、波山、夫人の写真や功績が記され、東京田端の波山邸で使われていた玄関の玉石や敷石も置かれました。式には御令孫の村田あき子氏、板谷駿一氏、および須藤茂市長、井上壽博茨城工芸会会長、建立を呼びかけた市民グループ「下館・時の会」の代表・一木努氏やそのメンバー、波山研究者の荒川正明氏ほか関係者、60余名が参列し、横井千春、高明住職がお経をあげられるなか、一人ひとり墓前に手をあわせました。午後からは同市アルテリオで記念シンポジウムが開催され、“報道からみた波山”、“市場からみた波山”についての講演、また茨城県陶芸美術館、出光美術館、佐野市立吉澤記念美術館、敦井美術館での没後五十年に合わせた波山展の紹介を、それぞれ研究者や学芸員によりなされました。なお、同市では板谷波山記念館にて「波山 発掘 初披露」、しもだて美術館では「波山 鳩杖 八十年」が11月24日(日)まで開催されています。(各展覧会については前号58頁、118頁、行事案内を参照下さい)

「街の中の會津八一─東日本編」が新潟市會津八一記念館(電話:025-222-7612)で12月1日(日)まで開催しています。なお11月9日(土)午後2時から記念講演会が開催されます。
    会場:クロスパルにいがた
    講師:川島公之氏(繭山龍泉堂)
    テーマ:會津八一と鑑賞陶器の時代
    受講料:500円
    定員:150名(要往復葉書申込)

「第31回長三賞常滑陶芸展」の結果が発表されました。同展は、千年の“やきもの”の歴史と伝統を誇る常滑市が、隔年で開催する陶芸の全国公募展。今回、285点の応募(伝統部門・147点、自由造形部門・138点)のうち72点(伝統部門・38点、自由造形部門・34点)が入選。入賞は以下のとおり。長三大賞は服部真紀子の「流れのあと」(愛知県・自由造形)、長三賞は宇佐美成治の「太陽の未来」(神奈川県・伝統)と佐藤千恵の「コンペイ塔」(愛知県・自由造形)、審査員特別賞(選:金子賢治)は片瀬有美子の「moca sakazuki」(岐阜県・伝統)と徳保美樹の「inward」(愛知県・自由造形)、審査員特別賞(選:鯉江良二)は加藤真美の「月明り」(愛知県・自由造形×敬称略)。同展はドームやきものワールド(入賞作品のみ)にて11月15日(金)〜20日(水)に、常滑市民文化会館にて12月13日(金)〜23日(祝)に、愛知県陶磁美術館にて平成26年1月10日(金)〜19日(日)に巡回します。

「第47回公募展・女流陶芸展」が京都市美術館にて11月20日(水)〜11月26日(火)に開催されます(問合先:女流陶芸事務局 電話:090-2357-0597)。入賞作品については1月号でお知らせいたします。

「現代陶芸の功労者 中村翠恒展」が九谷焼窯跡展示館(電話:0761-77-0020)にて来年1月6日(月)まで開催されています。中村翠恒は名工初代中村秋塘の次男として明治36年加賀市大聖寺に生まれ、伝統的な作風に加え、優れた造形感覚に溢れた名品も制作しました。

「備前窯変の美 自然桟切の魅力」展が岡山県備前陶芸美術館(電話:0869-64-1400)で11月24日(日)まで開催されています。

「戸田守宣・山下真人展」が瀬戸市新世紀工芸館(電話:0561-97-1001)にて来年1月26日(日)まで開催され、約30点の作品が展示されます。

「温故希林 台北!〜樹木希林の骨董珍道中」が11月29日(金)午後7時30分からNHK・BSプレミアムで放映されます(3回放送)。元日本民藝館学芸部長の尾久彰三氏とともに骨董の他に台湾のお茶や北投温泉で京都の陶工の指導により日本占領下につくられた北投焼などを訪ね歩きます。詳細はHP(http://www.nhk.or.jp/bs/)にて。

「ドームやきものワールド」がナゴヤドームにて11月15日(金)〜20日(水)に開催されます。日本最大級のテーブルウェアマーケットで、「第31回長三賞常滑陶芸展」「第42回長三賞常滑陶業展」受賞作の展示のほか、「釉の美─瀬戸焼COLORS」、「ノリタケの森」などの展示も併設されます。入場料一般当日1,000円、問合先:中日新聞社社会事業部 電話:052-221-0955 HP:http://www.dome-yakimono.com/。

昨年4月1日から賛助会員の募集を始めました。1口1万円で5口からです。現在の賛助会員は現在の賛助会員は井上オリエンタルアート、北山美術店、十四代今泉今右衛門氏、酒井田柿右衛門窯、神通静玩堂、鈴木藏氏、谷庄、中島宏氏、はごろもフーズ、繭山龍泉堂、ロンドンギャラリー、渡邊三方堂です。心より感謝申し上げます。