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平成25年6月号より

『陶説』創刊60周年記念・第21回やきもの文化講座
    「日本人が愛したやきもの 第8回 李朝染付」
    場所:根津美術館・講堂(東京都港区南青山6-5-1)
    日時:平成25年6月18日(火)午後1時30分より
    講師:伊藤郁太郎氏(大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長)
    定員:120名(先着順)
    参加費:会員2,500円、一般3,000円(入館料込み)

    朝鮮時代における染付(青花磁器)は15世紀半ばに開始されますが、15?16世紀の作は稀で、多くは18世紀以降に作られます。日本で美的評価の高い「秋草手」も18世紀、広州金沙里窯の作で、その清楚な美しさには独自な魅力があります。その染付の土台となっている白磁はしっかりとした柔らかい肌合いで、まさに李朝白磁の中心的な存在です。その金沙里窯の後を継いだ広州の分院里(官窯)では、コバルト顔料が豊富に入手できるようになり、分院里独特の精級な作風の染付が生産されるようになります。中国磁器の技術中心の完壁主義とは対照的である李朝染付の自然主義的な造形美について、李朝染付の作品を見ながら、伊藤郁太郎氏にその魅力を語っていただきます。

    お申し込み方法:
    電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申し込みください。追って振替用紙と入館葉書をお送りいたします。
公益社団法人認定記念及び『陶説』創刊六十周年記念論文募集のご案内

今年4月より募集を行っておりましたが、常任理事会により、諸般の事情に鑑みて募集期間を来年8月末日まで伸ばすことに決定いたしました。
    テーマ・応募条件
    やきものについての論文で、陶磁文化を社会に広め、文化の発展に寄与するという本協会の活動理念に適ったもので、文章表現はなるべく平易なものを望みます。時代は問いませんが、日本・中国・朝鮮・考古・近現代の五つのジャンルの中より選択していただきます。(日本語で8,000字から12,000字程度)。未発表に限る。

    応募締切
    2013年8月31日(土)消印有効

    応募方法
    市販の四百字詰の原稿用紙、あるいはA4サイズのプリント用紙を使用のこと。参考図版や写真なども規定サイズの用紙(A4)に出力または複写した状態で添付(本文・図版ともデジタルメデイアでの応募は不可)、応募原稿の最初のぺージに規定の応募用紙を添付し、標題と内容のサマリー、氏名、年齢、職業、連絡先を明記のこと。

    審査委員長
    根津公一

    審査委員
    赤沼多佳・荒川正明・伊藤嘉章・井上喜久男・今井敦・大橋康二・片山まび・唐澤昌宏・竹内順一・中ノ堂一信

    発表は2014年1月『陶説』誌上にて行います。表彰は各ジャンルの中より優れた論文と審査されたものに賞状と副賞十万円を4名に授与、さらに、最も優れた論文に最優秀賞として賞状と副賞二十万円を1名に授与いたします。但し、優れた論文が見当たらない場合は賞状と副賞が贈られないこともあります。なお、受賞の論文は『陶説』に掲載いたします。

    応募先
    〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9 日本医事新報社ビル3階
    公益社団法人 日本陶磁協会 論文募集係

    問合せ
    電話:03-3292-7124/FAX:03-3292-7125
愛知県陶磁資料館は、本年6月1日に開館35周年を迎え、名称も新たに「愛知県陶磁美術館」となります。本館は、愛知県政百年記念事業として昭和53年6月1日に開館。以来、日本やアジアを始めとする世界各地の様々なやきものの魅力を、展覧会等を通じて紹介し、そのコレクションは3点の重要文化財を含む6,068点に及びます(平成24年3月末)。なお、6月1日(土)から7月28日(日)まで、新名称を記念して「─日本・中国・韓国─陶磁の名品、ここに集う」展が開催されます。本展については次号で特集いたします(33頁参照)。

パリのギメ美術館にて「北大路魯山人の美日本料理の天才」展が7月3日から9月9日まで開催されます。日本の美意識、もてなしの精神、自然観を結晶させた料理と器の関係を魯山人の人と作品を通して紹介する(問合先:ギメ魯山人展実行委員会東京事務局 電話:03-5410-1277)。

本号の「関東の陶芸展」にて記事が掲載されているとおり、「第53回東日本伝統工芸展」の入賞・入選が決まりました。陶芸では朝日新聞社賞に保立剛氏の「彩陶象嵌鉢」、三越伊勢丹賞に星野友幸氏の「練継鉢」、奨励賞に東香織氏の鉢「カイ」の作品が選ばれました。陶芸の鑑審査委員は外舘和子・佐伯守美・寺本守・高橋誠・臼井和成の諸氏。

現代工芸美術家協会主催の「第52回日本現代工芸美術展」の受賞者が4月9日に発表されました。陶磁作品の受賞者は以下の通りです。NHK会長賞に近藤学氏の「冬 茜」、現代工芸副理事長賞に増田守世氏の「SAIDO器」、現代工芸本会員賞に司辻健司氏の「赫く」と辻聡彦氏の「暮情」、現代工芸賞に峯尾直明氏の「動く」、村尾一哉氏の「dimensional」、中村慎氏の「早春の風」、現代工芸新人賞に山岸青矢氏の「assembly」。なお、展覧会は東京都美術館、京都市美術館、愛知県美術館ギャラリーを経て、金沢21世紀美術館(6月25日-6月30日)、神奈川県民ホール(7月3日-7月18日)、ミウラート・ヴィレッジ(8月25日-9月29日)、身延町なかとみ現代工芸美術館(12月6日-1月19日)に巡回します。

「第36回伝統九谷焼工芸展・選抜加賀展?現代九谷の輝き」が7月15日(祝)まで石川県九谷焼美術館(電話:0761-72-7466)にて開催されています。本展は九谷焼技術保存会の事業の一つで、九谷焼唯一の公募展です。なお、大賞は山中國盛氏の「陵景」、北國新聞社賞は米山央氏の「金彩角皿」、優秀賞は佐藤亮氏の「八稜花器香雨」、田嶋正仁氏の「彩釉鉢彩」、吉田幸央氏の「金欄手彩色花器」です。

「第110回九州山口陶磁展」の受賞者が決定しました。本展は明治29年まで遡る長い歴史をもつ公募展です。今回より公募範囲を日本全国へ拡大し、さらなる技術の交流・晶質の向上・デザインの改善を図り、伝統工芸の継承と産業的発展を期しています。第1部「美術工芸品・オブジェ」と第2部「産業陶磁器」からなり、各部門の3位までの受賞者は以下のとおりです。第1部の文部科学大臣賞(1位)は中村清吾氏の「白磁鉢」、佐賀県知事賞(2位)は畑石修嗣氏の「Rin」、有田町長賞(3位)は森山寛二郎氏の「切り継ぎ─層─」。第2部の経済産業大臣賞(1位)は山本博文氏の「エッグシェルシリーズKaori」、佐賀県知事賞(2位)は福泉窯の「染錦金銀彩ペンスタンド」、有田町長賞(3位)は西岡孝子氏の「練上げ気球鉢」。

「第38回古九谷修古祭」が6月22日(土)、23日(日)に開催されます。名品展・地元作家による現代陶芸展などの催しが芭蕉の館において行われ、23日午後1時30分からは山崎達文氏(金沢学院大学教授)の講演会「古九谷と加賀蒔絵─前田家の光と影」が行われます(問合先:山中温泉観光協会(電話:0761-78-0330)。

平成25年春の叙勲が四月29日に発表され、陶磁器関係では、瑞宝単光章に荒井和男氏(京都府・清水焼)、今西公忠氏(兵庫県・丹波立杭焼)、湧田弘氏(沖縄県・壺屋焼)、渡邉敬氏(愛知県・常滑焼)が受章されました。

「TOKYO ANTIQUE FAIR 2013」が6月15日(土)、16日(日)に東京美術倶楽部にて開催され、50店の美術店が出店します。

昨年4月1日から賛助会員の募集を始めました。1口1万円で5口からです。現在の賛助会員は井上オリエンタルアート、北山美術店、十四代今泉今右衛門氏、十四代酒井田柿右衛門氏、神通静玩堂、鈴木藏氏、谷庄、中島宏氏、はごろもフーズ、繭山龍泉堂、ロンドンギャラリー、渡邊三方堂です。心より感謝申し上げます。