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平成24年6月号より

7月4日に根津美術館にて開催いたします「公益社団法人認定記念茶会」は満席となりました。

公益社団法人認定記念及び『陶説』創刊六十周年記念論文募集のご案内
    テーマ・応募条件
    やきものについての論文で、陶磁文化を社会に広め、文化の発展に寄与するという本協会の活動理念に適ったもので、文章表現はなるべく平易なものを望みます。時代は問いませんが、日本・中国・朝鮮・考古・近現代の五つのジャンルの中より選択していただきます。(日本語で8,000字から12,000字程度)。未発表に限る。

    応募締切
    2012年12月31日(月)消印有効

    応募方法
    市販の四百字詰の原稿用紙、あるいはA4サイズのプリント用紙を使用のこと。参考図版や写真なども規定サイズの用紙に出力または複写した状態で添付(本文・図版ともデジタルメデイアでの応募も不可)※応募原稿の最初のぺージに規定の応募用紙を添付し、標題と内容のサマリー、氏名、年齢、職業、連絡先を明記のこと。

    審査委員長
    根津公一

    審査委員
    赤沼多佳・荒川正明・伊藤嘉章・井上喜久男・今井敦・大橋康二・片山まび・唐澤昌宏・竹内順一・中ノ堂一信

    発表は2013年4月『陶説』誌上にて行います。表彰は各ジャンルの中より優れた論文と審査されたものに賞状と副賞十万円を4名に授与、さらに、最も優れた論文に最優秀賞として賞状と副賞二十万円を1名に授与いたします。但し、優れた論文が見当たらない場合は賞状と副賞が贈られないこともあります。なお、受賞の論文は『陶説』に掲載いたします。

    応募先
    〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-9 日本医事新報社ビル3階
    公益社団法人 日本陶磁協会 論文募集係
    問合せ
    電話:03-3292-7124/FAX:03-3292-7125
第17回やきもの文化講座
    「日本人が愛したやきもの 第4回 中世人の花会と茶会」
    場所:根津美術館・講堂(東京都港区南青山6-5-1)
    日時:6月13日(水)午後1時30分より
    講師:西田宏子氏
    定員:120名
    参加費:会員2,500円、一般3,000円(入館料込み)

    林屋晴三氏のご都合が悪くなりましたので、急遽、西田宏子氏に根津美術館の展覧会「コレクション展-中世人の花会と茶会」について講演していただきます。参加ご希望の方は電話にて日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124)までお申込み下さい。追って振替用紙をお送りいたします。

会員のための陶磁研究会を次のように展覧会に合わせて開催いたします。
    [8月研究会]
    出光美術館「東洋の白いやきもの─純なる世界─」展
    会場:出光美術館・レクチャールーム(千代田区丸の内3-1-1)
    日時:8月28日(火)午前10時30分から(所要時間約1時間半)
    講師:金沢陽氏(出光美術館学芸課長代理)
    定員:30名
    参加費:入館料のみ(一般1,000円)

    今展では、出光美術館の東洋陶磁コレクションから、最も評価の高い中国宋代の白磁を中心に、中国の各時代、各地域の白磁、朝鮮や日本の白磁を一堂にご紹介し、心洗われる白いやきものの世界を探訪していただきます。
研究会に参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局までお申込み下さい。

第28回鈍翁茶会が6月23日(土)、24日(日)に山形市もみじ公園内、清風荘・宝紅庵(山形市東原町2-16-7)にて開催されます。今回、濃茶席は福田箔染子氏、主な道具として「針切」「瀬戸茶入 銘 底面」「砂張釣舟花入」「清水道竿茶杓」が取り揃えられる。「瀬戸茶入 銘 底面」は戸田露朝の実見記「一玄庵本」を基とした「名物茶入一覧」(東京美術青年会編著 美術手帳)には、「糸目藤四郎 底面(そこづら)」とある。今回、濃茶席に用いられることによってその存在が明らかとなるであろう楽しみな道具の一つである。薄茶席は後藤弌子氏。主な道具として「沢庵和尚一行書」「利休花入」「粉引茶碗」「鈍翁 鞍馬山茶杓」が取り揃えられる。立礼席は好古庵。主な道具として「鈍翁 達磨画賛」「田中親美 元永本冊子」「豊公朱 日の丸茶器」が取り揃えられる。お茶券は前売り7,000円、当日8,000円。お申し込みは〒990-0034 山形市東原町2-16-7 清風荘 電話:023-622-3692、もしくは飯田好日堂、電話:03-3561-2033。

6月23日(土)、24日(日)の午前9時から午後5時まで「第37回古九谷修古祭」が山中温泉・芭蕉の館にて開催される。「古九谷名品展」「現代陶芸展」「古九谷窯跡発掘資料展」「子供作品展」「現代作家作品頒布会」が開催されるほか、24日午後1時30分からは小嶋芳孝氏(金沢学院大学教授)の基調講演「九谷古窯跡活用の為の提言」が行われる(問合せ:山中温泉観光協会 電話:0761-78-0330)。

「受贈記念 原清陶芸展」が島根県立美術館(電話:0852-55-4700)にて開催。平成23年度に原氏より初期から今日に至る幅広い作品、115点が美術館に寄贈されたことを記念して6月25日(月)まで開催されている。

「第51回日本現代工芸美術展」が4月18日から23日まで東京都美術館で開催された。その後、京都市美術館(5月1日-6日)、愛知県美術館ギャラリー(5月15日-20日)、金沢21世紀美術館(6月12日-17日)、神奈川県民ホール(7月4日-19日)、身延町なかとみ現代工芸美術館(10月5日-11月18日)を巡回する。今回の陶芸の受賞者は、内閣総理大臣賞に山岸大成氏、現代工芸本会員賞に杉原外喜子氏、現代工芸大賞に村越郁夫氏、現代工芸賞に興梠宜伸氏、中村厚子氏、波多野正典氏、現代工芸新人賞に竹内剛氏でした。

第109回九州山ロ陶磁展にて第一部美術工芸晶・オブジェの文部科学大臣賞(1位)は神田和弘氏の「集い」、佐賀県知事賞(2位)は山口淀氏の「墨彩壼」、有田町長賞(3位)は沢田一葉氏の「風の方へ」が受賞、第二部産業陶磁器の経済産業大臣賞(1位)は津金日人夢氏の「青姿変わり組鉢-花」、佐賀県知事賞(2位)は富永和弘氏「レリーフホタルロックカップ、ワインカップ」、有田町長賞(3位)は佐藤桃子氏の「霧に咲く花サラダボウル」が受賞されました。

▼第18回MOA岡田茂吉賞において絵画部門の大賞は西田俊英氏の「飄々海々」、MOA美術館賞は岡村桂三郎氏の「陵王11-1」。工芸部門の大賞は田中信行氏の「Inner Side - Outer Side 2011」(漆芸)、MOA美術館賞は小椋範彦氏の「乾漆割貝蒔絵飾箱「銀碧」」(漆芸)と畠山耕治氏の「十二の面」(金工)が受賞されました。展覧会は「第18回MOA岡田茂吉賞─明日の日本画・工芸を展望する─」展と題して、本年より31名の推薦委員により推薦された全作品35点を展観する。MOA美術館(電話:0557-87-2511)にて6月8日から7月9日まで開催される。 ▼「TOKYO ANTIQUE FAIR 2012」が6月16日(土)、17日(日)に東京美術倶楽部にて開催される(問合せ先:03-3272-3970)。全国から約60店の美術店が出店する。 ▼春の褒章に陶芸家の神農巌氏(滋賀県大津市)が紫綬褒章を受章された。瑞宝単光章には井上泰秋(熊本県、小代焼)、片岡晉氏(愛知県、常滑焼)、黄綬には西郷隆文氏(鹿児島県、薩摩焼)が受章した。

特別展「浅川巧生誕120年記念 浅川伯教・巧兄弟の心と眼─朝鮮時代の美」が、2011年美術館連絡協議会展覧会大賞に選ぱれました。また、論文賞には図版収録の鄭銀珍さん(大阪市立東洋陶磁美術館学芸員)の「朝鮮陶磁と浅川伯教」が選ばれ、W受賞となった。

兵庫陶芸美術館の乾由明氏が3月31日付で館長を退官され、4月1日より名誉館長に就任された。新しく館長には三木哲夫氏が就任された。三木氏は、昭和22年生まれで、国立国際美術館学芸課長、国立新美術館副館長を歴任されている。

昨年11月に文化勲章を受章した陶芸家・十代大樋長左衛門氏の受賞記念祝賀会が、4月20日(金)午後5時半より金沢のホテル日航金沢「鶴の間」にて開催された。参加者は540人。まず藪正彦氏による能「高砂」が舞われた後、大樋氏ご夫妻を壇上に迎え、初めに北國新聞社会長で発起人代表である飛田秀一氏が挨拶に立ち、「今回の文化勲章の受賞によって、日本の工芸界の文字通り、ナンバーワンでありオンリーワンであることを証明した格好であり、心から敬意を表したい」と語り、大樋氏の現代美術展出品作が毎年違う作風を持つことから、「これだけ新しい作品を作り続けるのは大変なエネルギーがいる。活躍の舞台はこれからだ」と述べた。その後、前田家十八代当主・前田利祐氏、谷本正憲石川県知事、山野之義金沢市長、裏千家宗家・塩月弥栄子氏、裏千家執事・柴田正博氏が千玄室前家元のメッセージを代読された後、大樋氏より謝辞がのべられ「人より大きなものを作るのに挑戦してきた。長生きしてもっと仕事をしたい」と今後の意気込みを語られた。ここで酒どころ石川県の酒樽が舞台に運ばれ、来賓により鏡開きが行われ、石川県商工会議所連合会の深山彬会頭の発声で乾杯が行われた。後半は、馳浩衆議院議員、北村茂男衆議院議員、岡田直樹衆議院議員、乾由明元兵庫陶芸美術館館長、李肇修台湾国立葵術大学学長、宮田亮平東京芸術大学学長らが祝辞を述べられた。李氏は祝辞の代わりに自慢のバイオリンの演奏を披露され場を盛り上げるなど、なかなかの演出であった。また、香林坊大和8階ホールでは「文化勲章受章記念十代大樋長左衛門展」が開催された。

ホームページ「重要無形文化財 色鍋島 今右衛門 IMAEMON」がリニューアルされました(http://www.imaemon.co.jp)。またサイト上で十四代今泉今右衛門氏により掲載されてきた「古陶磁コラム」と古陶磁を紹介する「鍋島・古伊万里 コラ一ムとともに Part I」展が、7月16日(月)まで今右衛門古陶磁美術館(電話:0955-42-5550)にて開催されている。パート2は来春に開催予定。

当代樂吉左衛門氏が襲名三十周年を記念して『ちゃわんや二人の息子と若き人々へ』を上梓されました。17歳初造りの赤樂茶碗から今日までの自選作品の美しい画像とともに、その時々の思いを詩やエッセイに綴り添えています。B5変形判、上製192頁(オールカラー)。淡交社発行、定価3,360円(税込)。なお、佐川美術館ではこれを記念した展覧会が9月23日まで開催されており、6月30日には記念講演会が催される(86-87頁参照)。

六田知弘氏の写真集「石と光  シトーのロマネスク聖堂」が上梓されました。フランスとスペインの、ロマネスクのシトー会修道院の写真40点を収録。モノクロダブルトーンで104頁、ハードカバー、B4変型判。平凡社発行、定価4,410円(税込)。

戸田商店代表取締役会長の戸田鍾之助氏が4月24日午後11時45分に逝去されました。享年86歳。通夜は4月27日、葬儀・告別式は28日に大阪府吹田市の千里会館で行われました。喪主は長男の戸田博氏。当協会においては昭和59年より平成20年まで理事としてご尽力くださいました。心よりご冥福申し上げます。

前号の『陶説』「関西の陶芸展」にて個展の記事を掲載したばかりであった宮下善爾氏(本名・善次、日展評議員)が、4月24日にリンパ節がんのため逝去されました。享年72歳。通夜は27日、葬儀・告別式は28日に京都市の公益社中央ブライトホールにて行われました。喪主は長男の善紀氏。心よりご冥福をお祈り申し上げます。