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平成22年7月号より

「中島晴美・森野泰明展─2009年度日本陶磁協会賞・金賞受賞記念─」が7月22日(木)から30日(金)まで、銀座・和光並木館5階並木ホールにて開催されます。増殖する有機体を思わせるオブジェで知られる中島氏は、水玉文様が映える大小のオブジェを中心に約30点を、2007年に日本芸術院賞を受賞した森野氏は、現代的なフォルムに京焼の美意識が宿るオブジェや花器、壁面作品など約30点を出品する。皆様のご来場をお待ちしております。

昨年(平成20年度)の「日本陶磁協会賞」の選考委員会において金賞候補として、北出不二雄氏の名前が挙がりました。選考の結果、加藤孝造氏が金賞と決まり、北出氏は惜しくも金賞とはなりませんでした(『陶説』672号の協会ニュースで報告)が、北出氏が永年に亘り真摯な作家活動を行い、優れた作品を制作、現代陶芸界に寄与された功績の大なるを認めて、なにか賞を送ることを全員一致で決議いたしました。しかし、常任理事会で協会賞、金賞以外の特別の賞を送る時には、きちんとした基準を決めるようにとの意見がありましたので、選考委員会で再度協議するため、一年遅らせることになりました。今年の2月5日の選考委員会で、改めて北出氏への賞を協議した結果、北出氏のような人物は他にはいないということで、とくに基準を決めるというのではなく、氏のこれまでの功績に対して「日本陶磁協会賞特別賞」を送ることが決議されました。その後、3月、4月の常任理事会でも協議し、2009年度の日本陶磁協会賞・金賞の受賞式の時に、北出氏に特別賞の賞状を贈ることに決まりました。受賞式は、7月22日(木)午後6時より和光並木ホールにて行う予定です。

平成22年度の会員のための陶磁研究会を次のように展覧会に合わせて開催いたします。
    [7月研究会]
    「陶芸の美─日本・中国・朝鮮」
    場所:五島美術館・別館講堂(世田谷区上野毛3-9-25 電話:03-3703-0662)
    日時:7月7日(水)午後1時30分から(所要時間・約1時間半)
    講師:砂澤祐子・五島美術館学芸員
    定員:100名
    参加費:入館料のみ(一般700円)


    古墳時代から江戸時代にかけての「日本陶磁」の名品や、唐.宋・明時代を中心とした「中国陶磁」の逸品、日本の人々にこよなく愛された「高麗・朝鮮陶磁」の優晶など、重要文化財4点を含む約60点を紹介する。

    [8月研究会]
    「第3回智美術館大賞展 現代の茶─造形の自由・見立ての美」
    場所:菊池寛実記念智美術館(港区虎ノ門4-1-35 1階受付集合 電話03-5733-5212)
    日時:8月5日(木)午前11時から(所要時間・約1時間)
    講師:花里麻理(菊池寛実記念智美術館学芸員)
    定員:30名
    参加費:入館料のみ(一般1,000円)


    日本の陶磁器の歴史は、桃山時代に茶の湯の場で用いられることによって、中国や韓国とは異なる独自の自由な造形性のなかに展開してきました。本展はそうした歴史を踏まえ、しかも現代における自由な造形と見立ての美を探究しようとするものです。秋山陽・隠崎隆一・鯉江良二・鈴木藏・深見陶治・前田昭博・樂吉左衛門ほか29名の作品を出品予定。

    以上の研究会に参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(電話:03-3292-7124/FAX:03-3292-7125)までお申し込みください。
直方市頓野内ヶ磯の福智山ダム湖畔に建立された「高取焼内ヶ磯窯記念碑」の除幕式が、5月23日(日)午前10時より古高取を顕彰する会と内ヶ磯公民館の主催で行われた。前日に張ったテントが、夜中強風と豪雨で飛ばされ、式典の朝に急いで新しいテントを張り替えるという慌しいスタートであったが、記念碑の字を書かれた参議院議員の麻生太郎氏が到着したころには雨も上り、舌間信夫古高取を顕彰する会会長の挨拶の後、向野敏昭直方市長、麻生太郎参議院議員、森孝一日本陶磁協会事務局長、高取八山高取焼宗家、有吉輝祐内ヶ磯公民館等々の挨拶が続いた。主な出席者は、直方市市関係者のほか、飯塚歴史資料館、占部由憲遠州流宗家事務局長、瓜生安枝表千家、渡久兵衛会長ほか筑陶会メンバー、古高取を顕彰する会会員などおよそ50名ほど。除幕式が終ると、また激しい雨が降り出し、司会進行を担当された事務局の田丸雄二氏とみんなの憶いが通じたのだと山の天候の不思議を話し合った。

第20回茶道文化学術賞の授賞式が6月11日(金)午後6時より、学士会館本館講堂(千代田区神田錦町3-28)にて行なわれました。平成21年度は、選考委員によって慎重審議の結果、茶道文化学術奨励賞に深谷信子氏の『小堀遠州の茶会』(柏書房刊)が選ばれました。また研究計画に対する茶道文化学術助成金は、三笠景子氏(東京国立博物館学芸研究部保存修復課保存修復室)の「唐宋時代の越州窯青磁、碗類の器形の変遷について」と粟野隆氏(研究代表・東京農業大学地域環境科学部造園科学科助手)の「木津宗詮家の総合的研究─19・20世紀の茶の湯世界─」の2件に交付されました。田中仙翁理事長の挨拶、荒川浩和選考委員長の授賞経過報告、そして授賞式に引き続き深谷信子氏(専修大学非常勤講師)による「『小堀遠州の茶会』について」の記念講演があり、終了後ビュッフェパーティが催されました。

第35回古九谷修古祭が6月26日(土)、27日(日)の両日、加賀市山中温泉にて開催された。開幕式の後藤才次郎顕彰供養祭は26日午前9時30分から医王寺にて。また、古九谷名品展、現代陶芸展、古九谷窯跡発掘資料展、子供作品展、現代作家作品頒布会は26日、27日の両日、芭蕉の館にて行われた。また27日午後1時30分よりふれあいセンターゆざやにて、石川県立美術館・嶋崎丞館長による基調講演「古九谷様式って、何?」が行われた。

三原研展が7月3日から12日まで、小田原のうつわ菜の花(電話:0465-24-7020)で開催されます。

杉浦康益展が7月5日から10日まで、大阪のギャラリー堂島(電話:06-6345-9363)で開催されます。

鷹尾葉子展が7月6日から17日まで、名古屋の橋本美術(電話:052-262-8470)で開催されます。

岸本謙仁展が7月7日から13日まで、阪急百貨店うめだ本店美術画廊(電話:06-6361-1381)で開催されます。

梶なゝ子展が7月10日から8月1日まで伊賀丸柱のギャラリーやまほん(電話:0595-44-1911)で開催されます。

中里太亀展が7月11日から17日まで板橋の工芸瑞玉(電話:03-3961-8984)で開催されます。

伊藤正展が7月11日から18日まで四日市のギャラリー目黒陶芸館(電話:059-364-9798)で開催されます。

伊勢崎晃一郎展が7月13日から19日までそごう横浜美術画廊(電話:045-465-2111)で開催されます。

奥村博美展が7月13日から25日まで、京都のギャラリーにしかわ(電話:075-212-3153)とギャラリーマロニエ(電話:075-221-0117)で開催されます。

中村康平展が7月15日から24日まで銀座一穂堂サロン(電話:03-5159-0599)で開催されます。

山城建司展が7月15日から24日まで大阪のギャラリー堂島で開催されます。

加山哲也作陶展が7月21日から27日まで、大丸心斎橋店美術画廊(電話:06-6271-1231)で開催されます。

正木春蔵展が7月22日から8月1日まで六本木のサボアヴィーブル(電話:03-3585-7365)で開催されます。

吉川千香子展が7月28日から8月3日までジェイアール名古屋高島屋美術画廊(電話:052-566-1101)で開催されます。

ガラス作家で益田屋会長の益田芳徳氏が6月10日(木)午前7時38分永眠されました。享年76歳。通夜は13日午後6時から7時、葬儀・告別式は14日午前10時30分から12時まで、一行院・千日谷会堂で行われました。葬儀委員長は大和花道家元・下田尚利氏、喪主は妻の益田晴代氏。心よりご冥福をお祈り申し上げます。合掌