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平成22年5月号より

5月25日(火)午後3時より日本医事新報社(東京都千代田区神田駿河台2-9)3階会議室にて、平成22年度の総会が開催されます。議題は、「平成21年度事業報告書、決算報告書承認の件」についてです。5月上旬までには委任状(往復葉書)がお手元に届くと存じますので、必ず5月24日(月)までに返信葉書をお戻しください。よろしくお願い申し上げます。(事務局)

平成22年度の会員のための陶磁研究会を次のように展覧会にあわせて開催いたします。
    [5月研究会]
    「朝鮮陶磁─柳宗悦没後五十年記念展」
    場所:日本民藝館(東京都目黒区駒場4-3-33)
    日時:5月14日(金)午後2時から(所要時間・約1時間半)
    講師:杉山享司氏・日本民藝館学芸部長
    定員:30名
    参加費:入館料のみ(一般1,000円)


    日本民藝館の創立者柳宗悦は、早くから朝鮮陶磁器の美しさに触発されて数々の論考を発表し、透徹した審美眼によってなされた陶磁器コレクションの紹介を通してその価値を広く世に問い続けてきました。本展では、柳宗悦と朝鮮陶磁との関わりをテーマに館蔵の朝鮮陶磁器の優品約270点が展示されます。今回、研究会では西館(柳宗悦邸)も特別に見学させていただけることになりました。

    参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(TEL.03-3292-7124/FAX.03-3292-7125)までお申し込みください。
第12回やきもの文化講座
    「現代陶芸と茶の湯の取り合わせ」
    場所:安与ホール(東京都新宿区新宿3-37-12 電話:03-3352-5123)
    日時:6月30日(水)午後1時30分より3時30分まで
    講師:戸田博(日本陶磁協会常任理事、戸田商店谷松屋代表取締役)
    参加賞:会員は2,500円(一般は3,000円)
    定員:100名


    茶の湯の楽しみは、なんといっても茶道具の取り合わせにあります。茶道具の時代、格、色どり、そして季節など、取り合わせは亭主七分の楽しみといわれております。今回は、茶の湯の道具に精通し、取り合わせのセンスに長けておられる戸田博氏に、古い道具と新しい道具をどの様に取り合わせたらよいかについて、実例を示しながら話していただきます。

    参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(TEL.03-3292-7124/FAX.03-3292-7125)までお申し込みください。追って振替用紙と会場の地図をお送りいたします。
平成22年仙台支部第1回大会が6月27日(日)午前10時から午後4時まで仙台市博物館1階にて開催されます。今回の展覧および講演は「桃山茶陶と現代─懸橋」、講師は戸田博常任理事と本部の森孝一が行います。なお、添釜は裏千家・岡崎宗澄氏です。お問い合わせは022-222-6710、金源堂まで。

第26回鈍翁茶会が6月26日(土)、27日(日)の両日、山形市もみじ公園内の清風荘・宝紅庵にて開催される。今回の濃茶席の席主は池内玄趣庵氏、薄茶席の席主は池田瓢阿氏、立礼席の席主は双松庵氏。茶券は前売が7,000円、当日が8,000円、(おしのぎ付)。お申し込みおよびお問い合わせは鈍翁茶会実行委員会事務局(山形市東原町2-16-7 清風荘内 電話:023-622-3692)または飯田好日堂 電話:03-3561-2033、古玩堂 電話:03-3443-4046まで。

湘南支部セミナー(せせらぎ会共催)による「鎌倉彫の話」が5月9日(日)午後1時より4時まで、北鎌倉の浄智寺書院で開催されます。講師は後藤圭子氏(鎌倉博古堂)。佛師、鎌倉彫宗家の29代当主です。2時30分からは休憩タイムでお菓子・薄茶のサービスがあります。3時10分からは後藤氏と小川宗洋氏との対談、また参加者による質問などを行います。会費は4,000円(含拝観料)で、〒247-0062 鎌倉市山ノ内816 黒田和哉宛(電話:0467-46-2776 FAX:0467-46-0493)お申込み下さい。

第40回瑞泉寺茶会が5月21日(金)午前10時より午後3時まで、鎌倉の瑞泉寺にて催される。茶席は南芳軒が江戸千家家元・川上閑雪氏、保壽庵が日本陶磁協会理事・梅澤宗信氏、広間が江戸千家不白会神奈川支部、客殿点心席は鉢の木製、会費は14,000円、お申込は「瑞泉寺茶会」宛、電話:0467-22-1191まで。

多摩のアーティストが集う公募第1回多摩アンデパンダン展が6月23日(水)から27日(日)まで、府中市美術館市民ギャラリー1階(府中市浅間町1-3 ハローダイヤル03-5777-8600)で開催される。なお26日、27日の午後2時から、黒田オサム氏(パフォーマー・美術家)の「へんてこオドリ」、新藤武吉氏の「とんきち劇場」が催される。なお、公募の締切りは6月10日、種目は洋画、日本画、版画、手工芸、陶芸、彫刻、写真、その他。詳しくは、事務局(〒194-0215 町田市小山ヶ丘1-11-3-1102赤羽方 電話/FAX:042-738-7459)までお問い合わせ下さい。

第17回MOA岡田茂吉賞受賞作品が決定いたしました。報告によりますと、本年度より本賞の選考方法を一部変更いたしましたとありました。受賞対象を作者ではなく作品とし、絵画部門では具象、抽象の制限をなくし、工芸部門では、「用の美」にとどまらず造形性の優れた作品を対象としました。さらに、両部門の優秀賞は、新人賞的な性格が定着しているため、年齢制限を廃し、新たにMOA美術館賞を設けました、とのことです。今回、工芸部門の大賞は秋山陽氏の〈HETEROPHONY3〉(陶磁)、MOA美術館賞は大角幸枝氏の〈銀打出花器「波穂」〉(金工)、須田賢司氏の〈楓拭漆箱「皓月千里」〉(木工)、前田正博氏の〈色絵銀彩角鉢〉(陶磁)でした。絵画部門の大賞は滝沢具幸氏の〈凍林図〉(日本画)、MOA美術館賞は植田一穂氏の〈夏の花〉(日本画)でした。なお、「特別展第17回MOA岡田茂吉賞展」は6月11日(金)から7月12日(月)までMOA美術館メインロビー・第1〜3展示室(静岡県熱海市桃山町26-2 電話:0557-84-2511)で開催されます。

東京と金沢に店を構える老舗の古美術商・谷庄の社長・谷村庄市氏がこの度(3月を以て)退任し、ご長男・庄太郎氏が就任されることとなりました。ご挨拶の葉書には、「明治初年の創業以来六代目となるその歴史の重みを常に意識し、これまでいただいた多くの方々のご厚情に深く感謝し、地に足をつけて謹直に力行してまいる所存でございます」とありました。心よりお喜び申し上げます。

今年で創設54年を迎える社団法人日本クラフトデザイン協会主催の「第49回日本クラフト展」が、3月6日(土)から14日(日)まで丸ビル7階ホール(東京駅丸の内口)で開催された。今展では、現代における、モノ・人・環境そして過去から未来への「繋がり」を生み出すことを重視した文化性の強い「新しいクラフトのあり方」を提示することをメインテーマとしたとのこと。応募点数は、一般440人(1,635点)、学生72人(235点)、会員215人(630点)、合計727人(2,500点)。入選は一般101人(444点)、学生21人(86点)、会員201人(727点)、合計323人(1,257点)であった。審査の結果、経済産業大臣賞・日本クラフト大賞は森岡希世子さん(一般・石川県)の「光の呼吸」(磁器)に決った。作家によれば、この作品は「静かに澄んだ夜 月の光を吸い込み 柔らかく佇む 白い器 大切なひと時に 注ぎ注がれる心を そっと受け止め 人と人をつなぐ道具 そんなイメージで制作しました」という。また、會田雄亮氏の選考評には「この作者は、四季のうつろいを受けとめながら酒を汲む器を作ったと語っている。きちんと膝をそろえ、静かに美酒を味わう着物姿をつい想像してしまったがどうなのであろうか。実にすっきりとした姿の酒器である。磁肌は手に吸い付くような触感を持ち、さりげない模様のつけ方にも作者の節度がリン読み取れる。盃も片口も稟(りん)として他人の気持ちなど寄せつけない厳しさ。やはり会場の中で一番光った作品であった」と述べている。読売新聞社賞は伊藤愛香さん(一般・東京都)の「季」(ガラス)。丸の内賞は藤田紗代さん(学生・千葉県)の「はな」(ガラス)。優秀賞は高野紘子さん(学生・神奈川県)の「earth」(バナナ繊維・麻)。堀紀幸さん(会員・香川県)の「BLUE BOWL」(アルミニウム)。招待審査員賞は森明宏さん(会員・岐阜県)の「桜竹藤スツール」(桜、竹、藤)と上江洲久実さん(学生・沖縄県)の「white vase」(磁器坏土)。会員テーマ賞は坂田ルツ子さん(会員・京都府)の「SMALL BOX」(ウール、木)。学生賞は尾崎佐和子(学生・埼玉県)の「Curtain」(アルミニウム)。奨励賞は永尾博司さん(一般・徳島県)の「素」(木)。和山忠吉さん(会員・岩手県)の「TWO=「2」」(スプルース)。花井伸子さん(一般・愛知県)の「輪・白・輪・黒」(和紙)。秋山泰宏さん(一般・東京都)の「turning bowl」(木、漆)。櫻木綾子さん(一般・北海道)の「景」(磁土)に決った。

この度、桑名支部の支部長・大橋誠弌様より、「当支部会員数の減少、老齢化が進み、支部としては退会致したくお届け申し上げます」とのお手紙を頂きました。また、お手紙には「機関誌「陶説」により国内外、今昔の陶磁器の紹介、高度な解説を拝読致しお陰様で豊かな心と教養を得ることが出来ました」ともありました。これまでの温かいご支援に対し、支部長の大橋様には心より感謝申し上げると共に、これからの益々のご健勝をお祈り申し上げます。

伊丹市立工芸センター、2010伊丹国際クラフト展の作品募集が始まった。今回は、清酒発祥の地伊丹市にちなんで、日本酒にこだわった酒器と楽しい酒の場を演出する酒盃台をテーマにした作品を募集。締切りは2010年8月13日(金)、日本酒を想定した作品で、素材は問わないとのこと。審査の結果、大賞・準大賞・伊丹賞・優秀賞・奨励賞・グッドマテリアル賞・審査員賞にはそれぞれ賞金が出される。詳しくは、伊丹市立工芸センター(〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-28 電話:072-772-5557、FAX:072-772-5558)までお問い合わせください。

第37回美濃陶芸展が4月7日(水)から11日(日)まで、多治見市文化センターで開催された。今回、美濃陶芸大賞には阪口浩史氏の〈織部花器「風の道」〉が、中日陶芸賞には加藤土代久氏の〈紅紫釉扁壺〉が、中日奨励賞には加藤裕子氏の〈月光〉、川合正樹氏の〈望春〉、大野繁保氏の〈灰釉花器〉、若尾圭介氏の〈大樹の骸〉が受賞した。

第49回日本現代工芸美術展が東京・名古屋・京都と巡回し、5月1日から16日まで岡山市デジタルミュージアム、5月18日から23日まで金沢21世紀美術館市民ギャラリーA 7月7日から22日まで神奈川県民ホール、8月21日から9月26日まで水野美術館、9月30日から11月20日まで身延町なかとみ現代工芸美術館で開催される。今回の陶芸関係の受賞は、蓮田修吾郎賞に西本直文〈玄生「極」〉、現代工芸本会員賞に石添秀正〈陽翠〉、東木宏充〈青影〉、山田哲生〈嶺峰〉、現代工芸賞に小川善光〈みなも〉、川西幹雄〈私景〉、北村和義〈黒彩「刻塔」〉、松田靖宏〈悠刻〉、現代工芸新人賞に吉村百恵〈GYO〉が選ばれた。

内田鋼一展が5月11日から22日まで、鯉江良二展が5月25日から6月5日まで、名古屋の橋本美術(電話:052-262-8470)で開催される。また、15日(土)午後3時から内田氏のギャラリー・トークが、29日(土)午後3時から鯉江氏のギャラリー・トークが催される。

「四代徳田八十吉襲名記念展」が5月25日(火)から31日(月)まで、そごう千葉店7階美術画廊で開催される。

名古屋大学名誉教授(無機化学、考古化学)の山崎一雄氏が4月10日(土)心不全のため死去された。享年99歳。葬儀は近親者のみで行った。喪主は長女の夫・中條直樹さん。古代の壁画やガラス、陶磁器の着色剤を化学的に分析する考古化学の分野を開拓した。1960年に醍醐寺五重塔壁画の共同研究で日本学士院恩賜賞を受賞。89年に日本学士院会員。ほかに優れた陶磁研究に贈られる小山冨士夫記念賞を受けた。心よりご冥福をお祈り申し上げます。