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平成21年4月号より

平成21年度の会員のための陶磁研究会を次のように開催いたします。
    [5月研究会]
    「三井家伝来 茶の湯の名品」
    場所 三井記念美術館・レクチャールーム
      (中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階 電話03-5255-5866)
    日時 5月27日(水)午前10時30分より
    講師 同美術館参事・赤沼多佳氏
    定員 50名(入場料のみ・参加無料)


    この展覧会は、江戸時代から日本を代表する豪商三井家に伝わった茶道具の名品を紹介するものです。
    三井文庫は昭和60年以降、三井各家から美術品の寄贈を受け、三井文庫別館において公開されるようになりましたが、茶の湯にかかわる美術品は三井各家のなかの北三井家、新町三井家、そして平成2年以後寄贈された室町三井家のものが中心となります。これまでも別館においては度々紹介されてきましたが、日本橋に移転してから館蔵茶道具の名品を一堂に公開するのは初めてのことになります。
参加ご希望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(TEL.03-3292-7124/FAX.03-3292-7125)までお申し込みください。

第3回「菊池ビエンナーレ展 現代陶芸の〈今〉」が3月28日(土)から6月14日(日)まで菊池寛実記念智美術館で開催されている。今回の大賞は山口淀氏、優秀賞は西田宣生氏、奨励賞は鈴木徹、新里明士、間野舜園、南公二、和田的の各氏。その受賞作家たちの作品を含めた、53点の入選作品が展示される。お問い合せは、〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 菊池美術財団 電話03-5733-5131まで。

樂吉左衛門氏みずからが設計を行い、いま最も注目を集めている佐川美術館・樂吉左衛門館。その茶室が完成するまでの5年間の建築日記が、『茶室をつくった』という題名で淡文社より刊行された。本書は「茶室とはなにか」を自問しつづけた樂氏の異色の日記。定価2,800円(税込)である。

12代三輪休雪氏の個展「陶─愛と死の融合」(朝日新聞社ほか主催)が3月10日からパリの三越エトワールで始まった。8、9月には帰国記念展が、東京・日本橋三越と福岡三越で開催される。

横手やきもの文化講座「秋田県の茶道と名陶展」が6月28日(日)午後1時より3時30分まで、秋田県立近代美術館6階研修室にて開催される。講師は阿部宗脩氏(茶道玉川遠州流秋田県支部長)と小林忠通氏(日本陶磁協会秋田県支部副支部長)の2人。定員は先着80名、受講料は2,000円。申込み方法は往復はがきにて住所、氏名、電話番号を記入の上、〒013-0063 秋田県横手市南巻町24 横手やきもの研究会 事務局長小林忠三郎まで(電話0182-32-3952)。なお、本講座は『玉川遠州流の世界(宮家茶道 伝播の再発見)』の発刊を記念しての開催と聞いています。

中里逢庵(本名・忠夫)氏が3月12日午後1時31分、慢性骨髄性白血病のため死去されました。享年85歳。通夜は3月15日(日)18時より葬儀は翌16日(月)13時より、パインフィールド・ホール(唐津市鏡田中3528-1)喪主は十四代中里太郎右衛門氏でした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

アジア民族造形文化研究所長である金子量重氏の寄贈品による「アジアの民族造形」展が、5月6日(祝)まで九州国立博物館(太宰府市石坂4-7-2ハローダイヤル050-5542-8600)で開催されている。「アジアの生活、アジアの民族造形」と「アジアの顔、アジア人の眼差し」の2つをテーマにコレクションの中から約200件が展示される。

備前焼の陶芸家・北野勝彦氏が、作陶生活30年を記念して作品集『晨焔』を刊行された。そのぺージをめくると、氏の斬新な造型作品がまず目に飛び込んでくる。八木一夫の「ザムザ氏の散歩」を彷佛とさせる「環」IとII、陶土の板をぐるりと折り曲げて木と組み合せたコンテンポラリーな作品、かと思えば大きく破損した大甕の胴をそのまま造形として生かした「翔」など、北野氏の大胆な挑戦にはまこと驚かされる。しかし、この作家が得意とするのは大きく面取りした壼や徳利、そして柔らかな白色に緋色の浮き上る白備前のようだ。伝広志氏の序によれぱ、「白備前とは簡単に言えば、磁土を混ぜた備前の土に泥漿に近い磁器土をかけて焼いたもの」とある。しかし、この土はなかなか曲物であるらしい。備前の土と磁器土では収縮率が違うのだ。北野氏はあいさつ文の中で、「ひとかたまりの土が手の中でまるで生き物のようにうごめき、そして私の好きな作品にかわってゆく成りは、たとえようのないほどすばらしいものだと思う。」と書いておられるがその努力は並み大抵のものではなかったと想像される。土と炎と技の結晶ともいえる本作品集は定価3,000円で、出版記念作品展を開催したギャラリー桃青で購入可能とのこと。ギャラリー桃青 京都府長岡京開田1-19-20 電話075-957-5666

三陶会やきもの公開講座が5月17日(日)午後1時より4時まで、三島市民生涯学習センター3階講義室で開催される。講師は井上喜久男氏(愛知県陶磁資料館館長補佐)、演題は「日本の中世陶器 古代から近代」(仮)、入場参加無料。詳しくは三島支部事務局・菊川氏(電話055-975-0125)まで

前年度は「陶説」総頁数が130頁を超えておりましたが今年度は100頁を標準に頁割りを進めていくこととなりました。ここ数年の会員数の減少は著しく、なんとか知恵を絞って遣り繰りはしておりますが、経費の節減はやむえません。2008年12月より新しい公益法人制度が施行され、当協会もその準備を進めておりますが、その新制度に合せて、今後は会員のみではなく、一般をも範疇に入れた紙面づくりを考えてゆかねばなりません。よって、記事の内容もこれまでとは異なり、平易なものとなってゆくことと存じます。内容の充実と平易は難しいかも知れませんが、編集委員とも計りながら、いままで以上に努力して参りますので、なにとぞご支援ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。(編集部より)