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平成20年12月号より

「第50回日本陶磁協会賞受賞作家展」が1月8日(木)から17日(土)まで銀座・和光並木館5階・和光並木ホールにて開催される。今回の記念展には、伝統からオブジェまで日本を代表する歴代受賞作家47名の力作のほか、“食を楽しむ”をテーマとした楽しい器類など百余点が並ぶ。(1月11日、12日は休み、最終日17日は午後5時まで)

11月3日、秋の叙勲と褒章の受章者が発表されました。叙勲では、陶芸家の中里逢庵氏が芸術文化功労により旭日中綬章を、野坂康起氏が文化財保護功労により旭日双光章を受章されました。また、元有田商工会議所会頭の蒲地昭三氏が旭日小綬章を受章されました。心よりお喜び申し上げます。

第4回「耳庵会茶会」が12月7日(日)福岡東洋陶磁美術館にて開催される。この茶会は松永耳庵(12月1日誕生)の生誕を記念して、3年前から始まった茶会。今回も「やきもの文化講座」が午前と午後の2回に渡って催される。演題は「白洲正子の美の世界」、講師は日本陶磁協会主任研究員・森孝一。詳しくは耳庵茶会事務局(092-751-4358 山想園内)までお問い合せ下さい。

「第38回全陶展」(11月2日〜12日、上野・東京都美術館)の受賞者が発表された。今年は550点の応募の中から364点が入選した。最高賞の文部科学大臣賞は石川文世(理事・千葉)「想い」、東京都知事賞は田中京子(会員・千葉)「黒の舞」、谷中田賞は迫本宇津枝(会員・広島)「夕映(壼)」、清水賞は大森昌(会員・東京)「鉄釉モンステラ紋皿」、月刊陶遊賞は中村啓子(会員・千葉)「陽刻木槿文盤」、全陶展大賞は該当なし、理事優秀賞は岸克美(理事・埼玉)「麻の葉文様器」、会員優秀賞は橋本和哉(会員・岡山)「備前鉢」、会友優秀賞は馬場芳道(会友・神奈川)「ありがとう─38」、新人賞は大泉弘彰(一般・埼玉)「晩夏」、クラフト賞は大久保真紀(会員・東京)「練込み花皿」、奨励賞は小川貴子(会員・群馬)「グラディーション(月の光)」、上瀬勉(会員・広島)「陽炎」、佐々木直美(会員・東京)「荒目泥彩線文炭化鉢」、月江利幸(一般・埼玉)「どこまでも」、福井いね子(一般・東京)「鶏頭の花(染め付け)」、村松恵一(会員・神奈川)「泉緑」、努力賞は太田英子(会友・群馬)「夏の思い出」、筬島義春(会友・北海道)「鐵路」、熊崎栄(会友・神奈川)「椿の園」、小林由美子(会友・東京)「真夜中の宴」、平岩弘光(会友.東京)「秋萌」、宮原朱美(会員・東京)「彩泥水芭蕉文皿」。

1953年、桐生市本町5丁目、糸屋通りのレストラン「異国調菜・芭蕉」の主人・小池魚心さんに依頼されて、棟方志功が描いた壁画(天馬や天女)が55年の封印を解かれてこの世に現れた。その仲介の労をとった近藤京嗣さんによれば、「若いときから好きだった志功さんに、壁画を描いてもらいたいということになったんです。」「魚心さんからは馬を描いてほしいとだけ言われていて、まず真ん中に天馬を描いた。そして日月、天女、花…。」ところが、壁画は完成後、一夜にして消されてしまった。店のイメージとは合わないと、魚心さんは思ったようだ。その封印された壁画が、一人の左官職人の手によってよみがえった。55年ぶりにその壁画と対面した近藤さんは、地元「桐生タイムス」のインタビューに答えて、「宇宙を描いたのでしょう。当時はもっと生々しかったが、時代によって風化してよくなったんじゃないですか。見飽きないです。志功さんの歴史に残る仕事ですね」と感想をもらされた。

工芸雑誌の編集、工芸画廊の運営、ガラス学校の指導など幅広い仕事をされた奥野憲一さんが9月25日に死去されました。享年55歳。その追悼会が12月6日(土)、レストランアラスカパレスサイド店(千代田区一ツ橋)で開かれる。