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平成19年12月号より

「第49回日本陶磁協会賞受賞作家展」が平成20年2月4日(月)から9日(土)まで、東京日本橋の壼中居3階で開催される。今回は歴代受賞作家47名が現代陶芸における茶陶をテーマに、渾身の力を込めた珠玉の作品47点を一堂に会します。会員の皆様のご来場を、心よりお待ちしております。詳しくは1月号にて。

秋の褒章が発表され、この度本協会富山支部長の谷野亮爾氏(64歳)が藍綬褒章を受章された。谷野氏は、36年間、富山で精神医療に取り組んできた医療法人社団和敬会理事長、谷野呉山病院長。また、日本精神科病院協会副会長も務め多忙な毎日の中、患者の社会復帰を支援されている。
また叙勲では、陶芸家の原清氏(71歳)と大和保男氏(74歳)が文化財保護功労により旭日小綬章を受章、薩摩焼の製造業に従事する荒木幹二郎氏(78歳)が瑞宝単光章を受章した。
褒章では、陶芸家の前田昭博氏(53歳)が紫綬褒章を受章。
柿右衛門上絵付濃み画工の野田信子氏(74歳)が黄綬褒章を受章された。心よりお祝い申し上げます。

旧萩藩御用窯から続く窯元に生まれ、東京芸大で彫刻や陶芸を学び、ハイヒールやヌード、便器、骸骨などを主題として前衛表現で注目される十二代三輪休雪氏が、11月11日より12月21日まで中国・山東省博物館で初の個展を開く。この「三輪休雪展」は、山口県と中国山東省の友好25周年を記念して開催されるもの。「朝日新聞」(11月7日付朝刊)によると、「400年に及ぶ萩焼の系譜を継ぎつつ、現代表現としての陶芸を探究。その中から大作を選び、大陸で陶芸の新しい可能性を問いかける。」とある。

第28回長三賞現代陶芸展が中部国際空港センターピアガーデン1階・セントレアギャラリー、常滑市体育館・サブアリーナの後、愛知県美術館ギャラリーでも12月4日(火)から9日(日)まで開催される。今回は、全国から伝統部門152点と前衛部門130点が寄せられ厳しい審査を経て77点の作品が選ばれた。長三大賞には黒川徹(亀岡市)の「undulation」、長三賞(伝統部門)には藤田哲英(倉敷市)の「備前線象嵌大皿」、長三賞(前衛部門)には坂野晃平氏(常滑市)の「理」、奨励賞(伝統部門)には加藤清和氏(京都市)の「藍彩0709」間野舜園氏(常滑市)の「タタラ線張り文様花器」、奨励賞(前衛部門)には津守愛香氏(甲賀市)の「鳩が出るシルクハット」、渡辺志野氏(瀬戸市)の「時の記憶」が入賞した。入賞作品7点、入選作品70点の他、招待作品6点も展示された。

第6回「織部賞」の受賞式が11月4日、多治見市東町のセラミックパークMINOで行われた。今回、グランプリに輝いたのは衣裳デザイナーのワダエミさん。また「織部賞」には、メディアアーティストの岩井俊雄さん、詩人の高橋睦郎さん、東京国立博物館名誉館員の林屋晴三さん、写真家で瓦師の山田脩二さんが選ばれた。受賞者には、古田岐阜県知事より賞状が、選考委員長の磯崎新さんから自らデザインしたトロフィーが贈られた。

戸栗美術館理事長・館長の戸栗亨氏が10月14日、肺炎のため死去された。享年81歳。葬儀・告別式は親族で済ませた。喪主は妻重子(しげこ)さん。後日、しのぶ会を戸栗美術館で行われるとのこと。心よりご冥福をお祈り申しあげます。合掌

『九谷古窯跡発掘調査報告書』が石川県教育委員会より刊行された。内容は、昭和45、46及び49年度の3ヶ年にかけて調査した九谷一号・二号窯、吉田屋窯窯跡の学術的成果をまとめた、その後の調査成果等を加えたもの。目次より「九谷一号窯跡の調査」「九谷二号窯跡の調査」「朱田と周辺の調査」「吉田屋窯跡の調査」「九谷古窯跡の有文陶磁器類」「九谷古窯関連資料と文献目録」「歴史的性格及び自然科学部門調査結果」。全428頁、3,500円(送料別途)。注文は石川史書刊行会 電話076-223-9579、FAX 076-222-2531まで。

岐阜県現代陶芸美術館において「じゃんけんぼんの考え方─勝ち負けのない共存」展が12月16日(日)まで開催されている。同美術館、(財)世界陶磁器エキスポ(韓国)、憂北縣立鶯歌陶姿博物館(台湾)の共催による巡回展。ともに代表的な窯業地区にあり、国際的な規模のコンペティションを行っていることから、今後の更なる発展と共存を目的として陶磁文化協定を締結し、アジア三地域の陶磁文化の相互理解と交流の推進を目的としたプロジェクトとして企画された。タイトルの「じゃんけん」は、三地域がグー・チョキ・パーのように個性を出すことで「あいこ」になるという共存の方法を選択した意味合いをもつ。作品は「造形」「伝統」「生活」をキーワードに構成。台湾15名、日本・韓国各11名の作家の作品、約190点が出品される。日本からの出品作家は鈴木藏・中村卓夫・小川待子・古川章蔵・滝口和男・前田昭博ほか。

平成20年1月19日(土)午前9時50分から午後4時10分まで李秉昌博士記念公開講座「中世・東アジアを魅了したやきもの12〜13世紀の高麗青磁」(大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市美術振興協会主催)が開催される。会場は大阪歴史博物館・4階講堂。わかりやすくレクチャー形式で高麗青磁の魅力を左記のプログラムにより紹介する。吉良文男「高麗青磁の時代」、李鍾玟(忠北大学)「高麗中期陶磁の消費階層と需要」、張南原(梨花女子大学)「高麗12〜13世紀の象嵌青磁の製作と使用」、金英美(韓国国立中央博物館)「高麗人が好んだ中国陶磁」(以上、発表順)。定員250名、当日受付先着、無料、問合せは大阪市立東洋陶磁美術館 電話06-6223-0055(平日9時30分〜17時30分受付)。