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平成19年4月号より

平成19年度の会員のための陶磁研究会を次のように開催いたします。
    [5月研究会]
    「ペルシア陶器」
    場所 松岡美術館(港区白金台5-12-6)
    日時 5月9日(水)午前10時半より
    講師 同館学芸員・後藤修氏(入館料のみ、参加費無料)


    松岡美術館蔵のペルシア陶器は、創設者・松岡清次郎(1894〜1989)が昭和47年にイランのテヘランに赴き、現地において直接蒐集したもので、これは松岡コレクションの東洋陶磁、とりわけその主体となる中国陶磁を本格的に蒐集し始める以前のことといわれています。その内容は、前期の多彩釉刻線文陶器(ペルシア三彩)、彩画陶器、中期の青釉陶器、ラスター彩陶器、ミナイ手陶器などです。そのほかにも、スルタナバード陶器や白釉彩画陶器、青釉彩画陶器なども展示されます。

    [6月研究会]
    「青山二郎の眼」
    場所 世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)
    日時 6月29日(金)午後2時より(予定)
    講師 同美術館美術課長・清水真砂氏+森孝一(入館料のみ、参加費無料)


    〈やきもの文化講座〉
    「江戸時代の唐津焼」
    場所 銀座キャピタルホテル新館(東京都中央区築地3-1-5)
    日時 6月2日(土)午後2時より
    講師 佐賀県教育庁文化課参事・東中川忠美氏(参加費3,000円)


    なお、7月以降は追って掲載いたします。参加ご参望の方は電話もしくはFAXで日本陶磁協会事務局(電話03-3292-7124 FAX03-3292-7125)までお申込みください。
湘南支部の春の大会が4月21日(土)午後1時30分より4時30分まで、北鎌倉・東慶寺書院にて開催される。今回は地元愛好家グループ「せせらぎ会」との共催。川瀬忍氏を迎えて、「官窯青磁に魅せられて……」の演題で講演も催される。列品解説は、川瀬忍氏、小川宗洋氏、黒田和哉氏の三人で、支部会員持ち寄り作品の鑑賞会も計画とのこと。会費は一人、4,000円。会終了後、講師を囲み、懇親会も開かれる。懇親会の会費は4,000円程度(会費とは別途徴収)。詳しくは湘南支部・黒田和哉氏(電話0467-46-2776)まで。

第2回「菊池ビエンナーレ展」が5月13日(日)まで、菊池寛実記念智美術館で開催されている。今回の応募点数は267点、その中より44名が入選と決った。審査員は乾由明氏、金子腎治氏、栗木達介氏、鈴木藏氏、菊池智氏、林屋晴三氏の6名。大賞は山本出氏の〈備前、ブルゴーニュ土積上花器「抱擁」〉、優秀賞は高垣篤氏の〈茜青瓷─稜立〉、奨励賞は古家郁子氏の〈風〉、安藤麻衣子氏の〈そそぐうつわたち〉、竹村友里氏の〈お喋りな器〉、清水圭一氏の〈線のある形態〉、金重有邦氏の〈伊部花器〉。なお、そのほかの入選者は、淺田浩道、伊藤雄志、今泉今右衛門(十四代)、植木薫、大野耕太郎、加藤進一、川崎忠夫、木村久美子、金正逸、桒田卓郎、五嶋竜也、崎山隆之、笹山忠保、佐藤苔助、佐野由美、杉浦裕子、鈴木徹、添田和信、武腰澗、千葉雄一、筒井廣明、寺本守、照井一玄、徳川浩、虎澤英雄、中村伸子、新里明士、羽鳥恵子、藤井隆之、本間友幸、間野舜園、森川文雄、山上菊三、山路和夫、吉川水城、米山央、渡辺国夫の37名。菊池寛実記念智美術館は〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-35 電話03-5733-5131

「第4回、円空大賞展─新たな創造の道を開く作家たち」が、3月2日(金)から25日(日)まで岐阜県美術館で開催された。この賞は、円空のような土着の伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している芸術家を表彰するために岐阜県が制定したもので、第4回円空大賞には風や水など自然の力で動く造形作品の先駆者・新宮晋氏が選ばれた。また、円空賞は荒々しさと繊細さが一体化した巨大な作品を作る陶芸家・秋山陽氏、シンプルで有機的なフォルムを用い一貫して人間像を表現し続ける彫刻家、アクセル・カセル氏、古代への崇高な思いに現代の意識を加え形にする陶芸家・伊藤慶二氏、ガラスの新しい存在感を示し時間と宇宙を表現するガラス工芸作家・野田雄一氏の4名が選ばれた。初日の3月2日(金)午前10時より授賞式および開場式が行われ、岐阜県知事・古田肇氏より賞金・賞状・記念トロフィーが各受賞者に手渡された。この賞の選考委員は、梅原猛氏、辻惟雄氏ほか9名。これまで陶芸家では、山田光氏(第1回知事賞)、久世建二氏(第2回円空大賞)が受賞している。

六本木に誕生した東京ミッドタウンで新スタートをきったサントリー美術館では、開館記念展I「日本を祝う」が6月3日(日)まで開催されている。この展覧会は、おめでたい吉祥文様を集めた〈祥〉、季節感あふれる花鳥植物をデザインした〈花〉、文字通り祝祭や年中行事に焦点をあてた〈祭〉、歌舞遊楽を思い思いに楽しむ姿を描いた〈宴〉、文様や色彩のハーモニーをごらんいただく〈調〉など、館蔵品約150件により構成されたもの。関連プログラムとして、

(1)オープン記念こどもワークショップ「自然を染めよう」(講師:吉岡幸雄〈染織家〉対象:小学校 中・高学年生 定員30名)
(2)「日本を祝う」展記念講演会「祝いの舞」(講師・三浦雅士〈文芸評論家〉定員80名)
(3)ワークショップ「自然染め」(講師:吉岡幸雄) (4)親子ワークショップ「折形で端午の節句」定員25組(親子1名ずつ)
(5)同展記念イベント 詩と音楽のコラボレーション「祝いの詞」

などが開催される。これも、新美術館が目指す活動の一つなのであろう。さらに、会員制度も5種類設けられ、会員向けの内覧会、講演会、メンバーズ・サロンの利用など、特典も考えられている。そのほかにも、茶室「玄鳥庵」や加賀麩・不室屋が隣接したショップバイカフエもあり、新たな憩いの場としての美術館が誕生。サントリー美術館は、〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 束京ミッドタウン ガーデンサイド 電話03-3479-8600。

2007年第4回京畿道世界陶磁ビエンナーレが、「未来のアジアをつくろう」をテーマに4月28日(土)から5月27日(日)まで、韓国京畿道の利川、広州、驪州の三会場で開催される。利川では「国際公募展(造形)」「アジアテーマ世界現代陶磁展」、広州では「美しき我が陶磁器公募展」「東西陶磁遺物の宝庫展」、驪州では「国際公募展(生活)」「セラミックハウスIII」などの他、様々なイベントが開催される。京畿道世界陶磁ビエンナーレでは、大賞のBodil MANZ(デンマーク)、金賞(生活)のイ・ユンア(韓国)、金賞(造形)のクレア・リンドナ(フランス)、銀賞(生活)のアントレラ・チマティ(イタリア)、Ryota AOKI(日本)、銀賞(造形)のミカエル・ギアトセン(デンマーク)、イチュン・ボク(韓国)、銅賞(生活)のイヨン・ホ(韓国)、ゲイル・ニコルス(オーストラリア)、ザンファ・チアン(中国)、銅賞(造形)のレベカ・メダ(スイス)、パク・スジン(韓国)、サクライ・ヤスコ(日本)、特別賞(生活)のハン・ゼヒョク(韓国)、イド・マサノブ(日本)、ベス・ウィラ(ノルウェイ)、マルチナ・ズボルフェル(オーストリア)、特別賞(造形)のイバン・アルブレト(セルビア─モンテネグロ)、デイビッド・ヒクス(米国)、ノムラ・イクヨ(日本)、ユン・ソル(韓国)、審査委員賞のイ・スンハ(韓国)、Dorothy FEIBLEMAN(米国)、Yuhua LI(中国)の作品が展示される。今回、ビエンナーレ参加国は66ヵ国、応募数1436名、応募総数2444点。各国の権威ある陶磁の専門家が審査に当たり、その中から世界最高レベルの賞金(大賞には約600万円相当)が贈られる。詳しくは世界陶磁器ビエンナーレ事務局(日本)まで(電話03-3475-3877)、担当・安東氏。