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平成19年1月号より

新年明けましておめでとうございます。旧年中は色々とお世話になりました。ご協力頂きまして有難うございました。本年もよろしくお願い申し上げます。本年も「日本陶磁協会賞展2007」よりスタートします。ご期待ください。

多数ご寄稿いただいた珠玉の随筆を順次ご紹介させていただきます。
トップバッター、久保田展弘氏の「轆轤師の手」は、はじめて出会った老陶工の強烈な印象が、世界を巡る旅においても、歴史、風土を超えても、変わらないことに感動されました。
那波鳳翔氏の「谷川徹三師回顧」は、生涯師と仰いだ谷川徹三から受けた示唆の言葉を綴られ、亡き師への鎮魂とも言うべき切々なる文章を残されました。

志條みよ子氏の「不言捨置」は、青山二郎と加藤唐九郎との二人のさむらい同士のやりとりを回顧談的に暖かい目をもって記されました。
辻義一氏の「対馬の蚯蚓さん」は、引退を表明された陶芸家小林東五氏との交遊の深い方ならではの綿々たる哀惜の文章であります。
大塚清吾氏の「私のやきもの遍歴」は、陶工、金城次郎と井上靖、その二人との出会いからやきものに対する見方の指針が定まったいきさつを記されました。

鶴勲氏の「古民家の「玄々荘」から「こふき亭」へ」は、故浅井竹五郎氏の所有から天理教教会に移るが、多くの善意の方々によって維持され、より輝きを増した経緯を述べられました。
長江惣吉氏の「瀬戸のルス釉」は、現在、瀬戸陶磁器のなかでも芸術的にも優れているルス釉陶器の再評価を願うべく、切実に訴えられました。
梅田美津子氏の「鯉江良二展の事─韓国大田市 於亜洲美術館」は、鯉江良二氏が現地虎竹里で制作した作品の展観について、これまでの作品と陶歴も含めて発表されました。

花里麻理氏の「智コレクションの心─「Tomo Collection 我が心の陶芸」にちなんで」は、菊池智氏の20年間の近現代陶芸のコレクションの展観に際して、菊池氏の現在に至るまでの経過を中心に展観内容を兼ねて紹介されました。
外舘和子氏の「百貨店と陶芸─高島屋の挑戦─「華やぎのかたち〜My Favorite Flowers」展に向けて」は、百貨店の美術催事の新しい生き方を提示し、今後の成果に期待する問題を提起した試みを示されました。
弓場紀知氏の「カラホト城との四年」は、知られざるシルクロードのカラホトの美術調査の一員として、草原の陶磁の道を探し求める旅の貴重なレポートで、三回に渡って連載いたします。(黒田)

友人知人とは有難いもので、新年号もいい原稿が集りました。心より感謝申し上げます。次号は「煎茶の魅力」と題して特集を組みました。(森)

今年も協会の活動、『陶説』が充実するよう、精進したいと思います。会員の皆様も、やきものへの思いや協会に対する忌憚のないご意見を『陶説』にお寄せください。(山本)