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平成15年7月号より

「金重有邦・柳原睦夫展−2002年度日本陶磁協会賞・金賞受賞記念」が、7月24日から31日まで銀座・和光ホールで開催されます。今回、協会賞を受賞した金重氏は、「茶陶の名匠」と謳われた父・素山氏のもとで修業に励み、その技とともに美意識をも受け継ぎ、茶陶を中心に繊細で品格のある器を作る備前の実力作家です。また、金賞を受賞した柳原氏は、金重氏とは対照的にモダンアート、前衛陶芸、そして現代美術への関心、渡米によるアメリカ陶芸との出会いなどを通して、旧来的な陶芸から脱却し、独自の作風を確立。70年代以降の日本陶芸界をリードしてきた作家の一人です。 今回の展覧会には、金重氏は茶碗、水指、花入から食器など作品70余点、柳原氏は独白のフィルターを通して生まれた壺や筥ものなど50余点がそれぞれ出品されます。

▼「桃山陶に魅せられた7人の陶芸家」展が6月14日から8月24日まで、愛知県陶磁資料館で開催される。14日の開会式には、200人余の招待者が来館。同館の川上実館長と中日新聞社の吉村信亮常務が「偉大な作家たちの息吹を感じる力強い作品を存分に鑑賞してほしい」と集まった観覧者らに呼び掛けました。なお、7月20日(日)午前11時から12時まで、愛知県陶磁資料館地下講堂にて日本陶磁協会主任研究員・森孝一による講演「7人の交遊とその陶芸」が行われる。また、午後1時半より3時まで、東京国立近代美術館主任研究官・唐澤昌宏氏のギャラリートークも行われる。講演は無料。ギャラリートークは入場券が必要。


▼第13回茶道文化学術賞の授賞式が6月6日(金曜日)午後6時より、東京都千代田区神田錦町の学士会館本館講堂で行われた。平成14年度の茶道文化学術賞は筒井紘一氏の 『懐石の研究−わび茶の食礼』、茶道文化学術奨励賞は掘内國彦氏の 『茶の湯の科学入門』 の2作品に決定した。なお、茶道文化学術助成金は荒川正明氏(出光美術館主任学芸員)「尾形乾山研究−鳴滝時代を中心にして」、大槻幹郎氏(茶の湯文化学会・美術史会・民族藝術学会会員)『煎茶史逍遙』の2件に交付された。授賞式に引き続き、授賞者・堀内國彦氏および筒井紘一氏の記念講演も行われた。

▼「豊場惺也 金重 やきもの2人展」が7月14日から7月20日まで、東京都港区西麻布1-4-40 西麻布篠ビル1階 染司よしおか 電話03-3478-0737で開催される。金重氏は、2002年度日本陶磁協会賞を受賞した金重有邦氏の兄。今回は2人の日々の器が沢山並べられる。